アメリカ・ペンシルベニア州のウィットフィールド小学校との交流
 この11年間、アメリカ・ペンシルベニア州のウィットフィールド小学校と、授業で文通をしてきました。きっかけは、日本の新聞に載った、パンピアン美智子さんが平和を願って世界で一番大きな折り鶴をみんなでつくるプロジェクトをシアトルでやっている、という新聞記事でした。早速メールを打ち、賛同の意思をお伝えしたところ、「サダコクラブ」とその会員の先生を紹介して下さいました。「サダコクラブ」とはあの広島で被爆した佐々木禎子さんの本に共感した先生達でつくっている全米に広がるグループです。その紹介された先生がこの小学校のトレサ先生でした。以来、11年間、細々と文通を続けてきました。9.11の時は、励まし合うメッセージカードや作品を交流したこともありました。
 今回、津波から2週間ほど経った3月29日、突然勤務先の学校に小包が送られてきて、 開けると色とりどりの画用紙にペンで、クレヨンで、リボンで、折り紙で、それはそれはかわいらしく、温かく、被災への励ましメッセージを載せたカードが出てきました。全部で100通近くありました。部活(JRC部)の生徒達と一緒に模造紙に貼り、被災地でも見てもらいやすいようにしました。今は田無一中に貼ってありますが、準備が整い次第、被災地の学校にお送りしたいと思っています。

ケニヤの学生

ケニヤの学生
ケニヤの学生

 

ケニヤだより

 

長田寿和子

 

3月11日の東北大震災に始まって、その後の津波、福島原発の放射能漏れと日本では大変なことが続いていますね。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

さてケニアでもつい1週間前までは干ばつで、水に困る毎日でしたが、つい最近やっと雨期に入って、雨水が十分になってきて、水の心配から解放されてきました。

こちらに来て、7カ月目に入り、プロジェクトもポレポレ(スワヒリ語でゆっくりゆっくり)進行しつつあります。

日本語教室は第1期生が卒業し、その中の一人は日本の国費留学の試験を6月に控えています。その他の卒業生も大学進学を目指しているので、進学費用を一部補助しました。

夫は有機農法を成功させたいと土作りに励んでいます。有機肥料のワークショップも5回ほど実行し、少しづつ周りに広がって行っています。何より周りの農家にやる気が出てきて、農業でも稼げるんだという雰囲気が出てきています。