韓国英語教師の会(KETG)全国大会への参加報告

根岸 恒雄

2007年7月28日~30日までにおこなわれたKETGの全国大会に参加しました。大会の参加者は130名程。13のプレゼンテーションがあり、私もひ とつを担当させてもらいました。

私が担当したのは(1)英語教育の目的、(2)英語の歌を授業であつかう意義、(3)英語の歌の導入の仕方(とくにReading-Listening Method)、(3)お勧めの英語の歌50曲、などでした。初めての海外での、しかも英語での報告でしたので、やや緊張してはじめましたが、結果的に は、とても楽しくおえることができました。翌朝、ホアン会長からは、Your presentation was very interesting and popular.という言葉もいただきました。大変貴重な体験をさせていただいて感謝しています。参加させてもらった分科会で、わかい方から 「先生、先生」などと呼ばれるのも自分でないような、複雑な気分になりました。

他の講座は韓国語でおこなわれていて、「できない子」の気分をしっかり味わいましたので、2日目からはお願いをして、通訳をつけてもらいました。さいわい 日本語がかなりできるわかい人がいて、講座内容を要約して私たちに伝えてくれるようになりました。Exchange teacherとして日本に来て働くのが夢だそうです。

韓国が民主化されて今年で20年。かつて非合法だった教職員組合(全教組)が合法化されてから10年余なのでしょうか。そのなかから生まれた韓国英語教師 の会(KETG)は新英研とさまざまな面で似ています。ただしひとつ違うのは、KETGは、まだわかい研究会だということです。新英研大会にも参加された ホアンさんが50歳をこえたくらいでしょうか。私たちが交流会に参加させてもらった釜山支部(新英研長崎支部が交流を続けている)の人たちは、「釜山支部 は高齢化している」と言っていましたが、新英研に比べればまだまだです。今年の新英研全国大会には、わかい人たちが、とても多かったので、 「新英研もなかなかやるではないか」と、とれもうれしくなりましたが、、、。

人がわかいだけでなく、理論的にもまだわかい面があると思いました。新英研とKETGがこれからも交流を続け、理論的にも実践的にも良いものを提供し合 い、また互いに取り入れていくことができたらよいでしょう。これらの意義はとても大きいものがあると思います。このような交流を続けていくことが、アジア 地域での民主的外国語教育の交流にもつながっていくかもしれません。

そこで毎年おこなわれているというKETGの全国大会に新英研の実践家・理論家のみなさんで条件のある方が、積極的に参加し、講座をもつことができたらと 考えました。ライフ・ワークのようにして、関係をそだてている池田事務局長は、毎年参加し、最初の3年はずっと講座を担当されたそうです。今年の大会参加 者のなかに「あの時教えてもらった5行詩はとてもいいですね」などと言っていた方が、何人もいました。

私もまた機会があれば参加させてもらおうと思っていますが、毎年というのはとても難しいです。大会日程が明らかになるのが6月頃らしいので、日程調整も難 しい面もあるかと思いますが、条件のある方は、ぜひ積極的に参加されるとよいでしょう。

今回、池田さんがみつけた「剛の家」というゲストハウス(長渕剛大ファンの金喜雄, kimHeeUngさんの経営)は韓国旅行の拠点とするには大変都合の良いところです。ソウルの中心地にあり、日本語が通じ、パソコンも国際電話も使い放 題、部屋も広く安い、料理は韓国家庭料理、希望すれば韓国文化体験もできます。しかも金さんの次男はホアン会長がつとめるヨンサン高校の生徒というおまけ つきでした。東大門市場で買ってきた何種類かのシールも新英研大会で大変好評でした (収益はKETG代表を新英研大会に招く際の若干の補助の足しにしています)。